豪州では、2017/18年度のなたねの収穫作業が終了しました。
写真は、ビクトリア州シェパトンにある農家の貯蔵倉庫の様子です。
農家は収穫したなたねを写真右側に見えるサイロに貯蔵し、なたねの価格が上がるのを待っています。
写真中央に見える農機は、農家が、収穫したなたねを敷地内で移動させるために使用するものです。
オレンジ色の荷台には、サイロに移動させるなたねが積載されているのが確認できます。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
米国農務省（USDA）によれば、2017/18年度のアルゼンチンとうもろこしの生産量は42百万トンと、前年度を２％上回る見込みです。
収穫面積は5.2百万ヘクタールと、前年度を６％上回り、単収は8.08トン/ヘクタールと、前年度を３％下回る見込みとなっています。
2018年１月９日現在、アルゼンチン北部では高温による土壌水分不足により、播種作業に遅れが生じています。
播種作業を終了させるためには、追加的な降雨が必要な状況となっています。
写真は、2017年12月26日のブエノスアイレス州のとうもろこし畑です。
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南半球のオーストラリアでは、現在は夏本番。小麦の収穫作業は終盤を迎えています。
写真①は、ビクトリア州西部ウィンチェルシー近郊での小麦の収穫作業の様子です。
撮影した12月22日には、作業が最終段階に入っていました。11月の悪天候で一部に被害が出たものの、収穫された小麦は、質、量ともに大部分の生産者に満足のいくものであったそうです。
写真②は、西オーストラリア州ミンゲニューで、小麦収穫後の圃場に牛を放牧している様子です。
牛の放牧により、家畜の飼料経費を安く抑えられたり、牛の糞を活用した土作りができる他、収穫後に残った麦わらを取り除くこともできるとのこと。
同圃場の生産者は、数ヵ月後、次は大麦の播種を予定しているそうです。
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「菊」は日本人になじみ深い花です。原産地は中国ですが、８～９世紀頃に日本に伝わると、薬用や鑑賞用として栽培・改良されるようになります。
江戸時代には日本から海外にも伝わり、欧米で独自の発展を遂げました。
今では、日本で作られた品種は「和菊」、欧米で作られた品種は「洋菊」と、大きく２つに分けることができ、様々な形や色の菊がありますが、これまで青や青紫といった色の菊はありませんでした。
しかしこの度、菊ではない二つの青い花から取り出した遺伝子を使って、青い菊が開発されました。種類も、輪菊（りんぎく）とよばれる一般的な形の菊だけではなく、ポンポン咲きやデコラ咲きなど、アレンジメント向きのかわいい菊もあります。
一般に販売されるのはまだまだ先になりそうですが、詳細は広報誌affで紹介していますので、ぜひご覧ください。
昨日の90年前の写真に引き続き、本日は、約100年前の英国南部ウエスト・サセックス州の小麦畑の写真とともに、写真を提供して下さったコンラッド・カスパリ氏のコメントをお届けします。
「写真①は、簡素な機材を3頭の農耕馬に引かせて小麦を収穫している様子、写真②は、蒸気で動く機械で脱穀している様子です。
1920年代の英国における小麦の平均単収は約2.2t/haでしたが、2017/18年度には8.15t/haと、現在ではその約４倍に達しています。
当時の農作業は労働集約的で、約1,100haの圃場での作業に25人程度雇用してましたが、1947年には全ての作業を機械化したため雇用者は5名にまで減ったそうです。
現在の農場所有者は、農作業を全て外部委託し、農場の経営判断を行うこと以外はやっていないとのこと。なお、大変興味深いことに、同農場の所有者は、1680年代以降、１度しか替わっていないそうです。」
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頭にたんこぶのような突起があり、丸々とした形が愛らしい「不知火(しらぬひ)」がこれから旬を迎えます。
産地によって呼び方が違っており、愛媛県は「ひめぽん」、鹿児島県は「ラミポリン」、静岡県は「ふじポン」、広島県では「キヨポン」など、可愛らしい名前で呼ばれています。
また、「デコポン」という呼び名もありますが、これは熊本県果実連が商標登録したブランド名。不知火のうち、糖度13度以上、クエン酸１％以下などの条件をクリアしたものがデコポンとして出荷・流通されています。
見た目はゴツゴツしていますが、皮は薄く剥きやすくなっています。甘く、果肉がびっしり詰まっていることからジューシーで、食べ応えもあります。コタツでみかんならぬコタツで不知火いかがでしょうか。
本日の写真は、タイ北部ナコンサワン県の雨季米圃場の様子です。
9月に田植えをしたこれらの圃場では、大雨により10月初頭から浸水が始まり、写真①、②を撮影した10月27日時点で、14センチも冠水していました。このため、生産者は雑草の被害や稲の根が腐ってしまうのではないかと心配していました。
しかし、11月には雨も収まったため小さな被害で留まり、写真③～⑤を撮影した12月2日時点では水も引いて、登熟期を迎えた稲の生育は順調とのこと。
国際穀物理事会（IGC）のレポートによれば、2017/18年度の同国の米生産量（精米ベース）は、前年度を5％上回る2,010万トンとなる見込みです。
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