これが重要なポイントですから、覚えておこう!
農業問題でもことに青果物の流通にフォーカスしています。 生産者、流通業者、量販店、料理人などの実需者対象。 地域活性化のためにソーシアルメディアを活用中。 講演講師、各種調査依頼もお引き受けいたします。メールでお問い合わせください。
2012年1月30日月曜日
2012年1月26日木曜日
さて市場の卸はどんな産地対策をするのか?
2012年1月24日火曜日
江戸の循環型社会を見直そう!
循環型でエコ社会が徹底していた江戸文化に学ぶ
江戸庶民の一般的な暮らしは長屋住まい。とくに共同トイレは、庶民の排泄物が溜まり、衛生面では一番気を使わねばならない場所でした。
しかし、そこは循環型でエコ社会が徹底していた江戸時代のこと、たとえ住民の排泄物とて無駄にはしなかったのです。
しかし、そこは循環型でエコ社会が徹底していた江戸時代のこと、たとえ住民の排泄物とて無駄にはしなかったのです。
ところで100万を超える人々が生活していたため、食料は大変な量を調達しなければなりませんでした。
江戸に幕府が開府されたころ、まず徳川直参の家来たちの屋敷や各地大名の江戸屋敷が整備されましたが、各地大名はその食料調達に自らの屋敷内にお国の野菜類を持ち込んでは畑を作っていました。
米は地方からの長距離輸送も可能でしたが、生鮮野菜などは江戸で調達しなければなりません。
そして各大名屋敷でも、それらを購入して消費するようになっていきます。 大名たちの需要を賄うための職人が集まり、同時に周辺には農地も整備され、大名たちがそれぞれの国から持ち寄った各地の野菜の種をもとにして、農民たちが江戸で野菜を作りはじめます。
そうした事情で、江戸には日本全国の特色ある野菜が栽培されるようになりましたが、それらの肥料は、主に農家から出る人糞や、魚の鰯などを絞ったカスが使われました。
それでも人口100万の都市を支えるには、大量の食料が必要で、生産性をあげるためには、ふんだんに肥料を使う必要があったのです。
それでも人口100万の都市を支えるには、大量の食料が必要で、生産性をあげるためには、ふんだんに肥料を使う必要があったのです。
そこで、江戸に集まった農民以外の人々が排泄する人糞が、役に立ちました。江戸ではそれらを集める 「 下肥問屋 」 という商売が成立しました。
集めた人糞を農家に販売していましたし、下肥問屋は、主に長屋の大家さんと契約して、お金を払って集めていたのです。こうした話を友人にしていましたら、「そうだよ。とくに大奥の糞は川(隅田川)向こうへ運ばれた。
現在の江戸川区あたりが集積地だったんだよ」と彼は独自の珍説を開陳してくれました。そうか。小松菜や亀戸ダイコンなどの江戸野菜はとても肥沃な土壌でしかも養分たっぷりで栽培されていたわけだなと合点しました。
現在の江戸川区あたりが集積地だったんだよ」と彼は独自の珍説を開陳してくれました。そうか。小松菜や亀戸ダイコンなどの江戸野菜はとても肥沃な土壌でしかも養分たっぷりで栽培されていたわけだなと合点しました。
ところでパリ周辺の貴族のお城では2階や3階の窓から糞尿がバケツで表の庭へ投げ捨てたられたといわれます。
下水道が完備していなかったとはいえ、日本人の感覚ではちょっと貴族たちの生活にはあきれます。ともあれフランスで香水が普及した意味がやっと理解できました。
作家・開高健さんがどこかに書いていましたが、パリの街角やセーヌ川の橋の下でご婦人が平気で用をたす光景をみられたそうです。日本のマスコミはそうしたことをちっとも報道していないとお嘆きでした。これではセーヌ川河畔で愛を囁くアベックはたまったものではありませんね。
作家・開高健さんがどこかに書いていましたが、パリの街角やセーヌ川の橋の下でご婦人が平気で用をたす光景をみられたそうです。日本のマスコミはそうしたことをちっとも報道していないとお嘆きでした。これではセーヌ川河畔で愛を囁くアベックはたまったものではありませんね。
戦後占領軍にとっては日本で栽培された野菜を食することが悩みの種でした。
米軍は40万人の駐留軍を投入したといいます。そこで問題となったのが米軍の食料調達です。肉やパンは本国から輸入できても野菜は江戸時代と同じことで、鮮度のいいものを現地調達しなければなりません。
いまでこそ冷凍技術の発達で、ブロッコリーなどの野菜もアメリカから輸入されたりします。しかし、当時はまだコールドチェーン技術は普及していませんでした。日本では菜っ葉に人糞をかけているというわけです。
米軍は40万人の駐留軍を投入したといいます。そこで問題となったのが米軍の食料調達です。肉やパンは本国から輸入できても野菜は江戸時代と同じことで、鮮度のいいものを現地調達しなければなりません。
いまでこそ冷凍技術の発達で、ブロッコリーなどの野菜もアメリカから輸入されたりします。しかし、当時はまだコールドチェーン技術は普及していませんでした。日本では菜っ葉に人糞をかけているというわけです。
そこで米軍はその解決策として、基地の近くの調布と西側は滋賀県・大津に広大なハイドロファーム(水耕栽培施設)を作りました。建設施工したのは間組。同社の100年史にはそのことが記録されています。
施設で作業したのは巣鴨プリズンにいた人たち。さすがは米軍です。みごとな実験でした。しかし、この施設はどうしたわけか長く続きませんでした。その原因をいつか腰を据えて調査してみたいと思います。
施設で作業したのは巣鴨プリズンにいた人たち。さすがは米軍です。みごとな実験でした。しかし、この施設はどうしたわけか長く続きませんでした。その原因をいつか腰を据えて調査してみたいと思います。
いつしか野菜の人糞栽培を嫌うことで「清浄野菜」という使い方がされるようになりました。人糞使用では清潔感がないということだったのでしょう。
ところで清浄野菜が大きく飛躍したのは、1964(昭和39)年に東京で開催された第18回オリンピックがきっかけです。
93の国と地域から5,152名の選手が訪日したのです。
関係者、観客を入れると10倍以上でしょう。そのための食材が必要でした。こうしてオリンピック開催で社会が大きく変わりました。新幹線も走るようになりました。ともあれ戦後初めて国際化の仲間入りを遂げたわけですから。
関係者、観客を入れると10倍以上でしょう。そのための食材が必要でした。こうしてオリンピック開催で社会が大きく変わりました。新幹線も走るようになりました。ともあれ戦後初めて国際化の仲間入りを遂げたわけですから。
また忘れてならないのは、食の洋風化が進行していったのもこのころからです。それに伴い西洋野菜の需要が急速に拡大していきました。
さらにその年にスーパーのダイエーが関西地区から首都圏に進出したことです。4店舗をオープンさせました。
そしてスーパーが雨後のタケノコように台頭してきて、パパママストアの小売業の形態が様変わりしていくのです。
さらにその年にスーパーのダイエーが関西地区から首都圏に進出したことです。4店舗をオープンさせました。
そしてスーパーが雨後のタケノコように台頭してきて、パパママストアの小売業の形態が様変わりしていくのです。
築地市場の古老の話によりますと、代々木のオリンピック選手村に食材配達をしたそうです。オートバイで日に何回運んだか分からないほどで寝る間はなかったようです。
こうしてオリンピック開催をきっかけとして、産地では化学肥料が投入されていくようになりました。消費が喚起されることによって、産地では農協共販も進展していきました。
一方、平成になり北海道・千歳で自動制御技術をもった大手メーカー傘下の企業が、地元生産者と共同で米軍のハイドロファームならぬ大温室をつくりトマトの周年栽培を開始しました。
施設はオランダからハウスづくりの技術者を招いて建設されたものでした。ところがすぐに失敗してしまいました。
施設はオランダからハウスづくりの技術者を招いて建設されたものでした。ところがすぐに失敗してしまいました。
幸いに私はそこの社長に取材する機会がありました。「なぜ失敗したのか」聞きますと「夏場の高温障害」のためということが分かりました。農産物は生き物です。人工的な制御はかんたんなことではありません。ハイドロファームといい大温室といいなかなか成功しません。理論どおりにいかないのが農業の現場です。
こうした時代の変遷とともに流通は様変わりしてきました。大量生産、大量消費という流れができてきた矢先にバブル経済が崩壊。スーパーは15年連続売上減少です。
大量生産、大量消費が暗礁に乗り上げていることはもう明確です。
大量生産、大量消費が暗礁に乗り上げていることはもう明確です。
経済が後退するなかで、暗中模索が始まりました。
化学肥料も万能ではなくなりました。有機栽培、自然栽培の見直しも始まっています。庶民の暮らしもファーストフードではなくスローフード見直しがなされています。
とくに3.11以後、価値観が大きく変化してきています。
政治も経済もすべてが行き詰って先が見えません。ここらで江戸の循環型社会を見直してみる必要もありそうです。
化学肥料も万能ではなくなりました。有機栽培、自然栽培の見直しも始まっています。庶民の暮らしもファーストフードではなくスローフード見直しがなされています。
とくに3.11以後、価値観が大きく変化してきています。
政治も経済もすべてが行き詰って先が見えません。ここらで江戸の循環型社会を見直してみる必要もありそうです。
2012年1月23日月曜日
千住ねぎの産地を訪ねて
産地は埼玉県越谷市中島で元荒川と新方川が合流する三角州のところにある。
むかしは東京都内の葛飾区や江戸川区界隈にも産地が点在していたのだが都市化の波で姿を消した。
それにしても中島の産地はねぎ栽培では気候・風土とともに土壌にも適しているのだろう。
ねぎ畑で作業をしている生産者に一人ひとり声を掛けながら話を聞かしてもらっている。トラクターで畑を整地していたねぎ栽培3代目杉山雄八さんに話が聞けた。
杉山さんの畑は道路より低地にあり新方川がよく氾濫すると、水に浸かったということで1メートルほどの盛土をした。その上に鶏糞を入れて畑づくりをされたようだ。
この伝統ねぎもいまではタネがF1になってしまったということを、以前に鈴木清貴さんに聞かされたので、「固定種はないのですか?」と聞くと、まだ固定種で栽培されている生産者もいますよとのことであった。
俄然こちらも元気がでてきて身を乗り出すと、「オレも昨年、購入したんだよ」と・・・。生産者も固定種が美味しいということは分かっているんだよと続けた。ただF1なら夫婦二人でも栽培可能だが固定種で栽培となると4人は労力が必要となるそうだ。
俄然こちらも元気がでてきて身を乗り出すと、「オレも昨年、購入したんだよ」と・・・。生産者も固定種が美味しいということは分かっているんだよと続けた。ただF1なら夫婦二人でも栽培可能だが固定種で栽培となると4人は労力が必要となるそうだ。
杉山さんの自宅で固定種のタネを見せてもらった。
★吉蔵ねぎ(夏ねぎ、6月から10月まで)
★元晴ねぎ(春ねぎ4月初旬から5月初旬)
すべてこの地のねぎ生産者の先覚者の名前から命名されている。
しかし、もう自家採取する生産者はいないので種苗会社の管理となった。
種苗会社ではこうしたタネの採取をオーストラリア、ニュージーランド、チリ、イタリアなどで行っているのだ。
種苗会社ではこうしたタネの採取をオーストラリア、ニュージーランド、チリ、イタリアなどで行っているのだ。
杉山さんは農協のグリーンマルシェの直売所でも販売されているが、固定種を復活することはできませんかというと、来年は5畝ほどに元蔵ねぎを播種してみるよと答えてくださった。そして千住ねぎではなくて、越谷ねぎのブランドをこの固定種で高めていく必要があるなということであった。
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2011年4月7日、ニッポン放送「高嶋ひでたけの『あさラジ』」に出演。
テーマは東日本大震災で風評被害や流通にいかに対処していくべきか。
(写真:大田市場正門)
國學院大学卒後、農業出版社に勤務し、26年間、行政、農協、市場、小売を取材してきた実績を持つ!雑誌づくりのノウハウを生かし、現在ネット会員対象に情報提供中です。農業再生のことならお任せ下さい。
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2012年1月22日日曜日
2012年1月21日土曜日
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2012年1月20日金曜日
産地形成のやり方を学ぶ
Biz 9
いまいちご販売をみると、栃木の「とちおとめ」と福岡の「あまお
産地の販売戦略でどこにその違いがあるのでしょうか?
30余年前、福岡、JAふくれんの販売戦略は「博多万能ねぎ」を
農産物販売のなかでマーケティングという言葉が使われました。広
市場の若きせり人は産地形成の仕方を「博多万能ねぎはこうして生
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2012年1月19日木曜日
だから、もっとソーシアルメディアを活用しよう
Biz 9
先日、マスコミはこの寒さで市場には野菜の入荷が少なく高値だと
相場の仕事には絶えず泣き笑いはつきものです。そこの間隙をくぐ
消費者心理とは不思議なもので安値のときには目もくれません。家
だから市場の卸も仲卸も小売ももっとツイッターやフェイスブック
いま自然栽培に取り組もうという生産者はコンセプトをしっかりも
2012年1月18日水曜日
ソーシアルメディアは交流を深めるツールだ
ソーシアルメディアは商品やサービスを販売するツールではありま
交流を深めるためのツールです。
だから、まず交流を深めないないと商品・サービスなどの販売はで
交流を深めていきましょう。
2012年1月17日火曜日
カネを使うのには文化がいる
Biz 5
=カネを稼ぐには才覚がいる。
カネを貯めるには忍耐がいる。
カネ
カネを使うには文化がい
ご参考になれば。
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環境問題と過疎の村
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Biz 4
今年は春から過疎の村が動き出しました。
そこで「いま世界は環境問題が大きなテーマです」を書きました。
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