2026年10月22日木曜日

これは快挙!

 






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重イオンビームや中性子線を使った
育種「品種改良」は
Non-GMOとも有機農産物とも無縁

 

 

 

 

 


 

 

 
 
 

これは快挙! 米国のNon-GMO Project、今やこのラベルのついた食品を日本でも見ることがあるほど、普及しているNon-GMOラベル認証団体が、「コシヒカリ環1号」「あきたこまちR」など重イオンビームで損なった遺伝子を持つ品種はNon-GMOとしては認めない方針を決めた。

 重イオンビームによって遺伝子の二重鎖を切り、遺伝子の機能を止めることで新しい品種を作るとするのが、重イオンビーム育種。重イオンビーム育種はこれまで行われてきたガンマ線の放射線育種とは異なる。核の技術という点では同じだが、放射線と異なり一点に集中するビーム線となり、ガンマ線育種とは比較にならない桁違いの圧力を遺伝子に加えることができる。ガンマ線で遺伝子の二重鎖が破壊されることは稀だが、重イオンビームは確実に二重鎖を破壊できる。二重鎖を破壊する点、「ゲノム編集」と同じなのだ。「ゲノム編集」や重イオンビームには従来の遺伝子組み換えにない問題が存在しうる。だからこそ、その規制が必要であることを訴えてきた。

 今回、Non-GMO Projectがアップデートした基準では重イオンビーム技術を使った原材料はNon-GMOとしては使ってはいけないことが明記されている(2.2.1.f )。重イオンビームによって遺伝子の一部を破壊した「コシヒカリ環1号」と、その破壊された遺伝子を引き継ぐ「あきたこまちR」も当然ながらNon-GMO食品としては認められないことになる。つまり、「ゲノム編集」も重イオンビームも新ゲノム技術に属するということになる。

 日本の農水省は「コシヒカリ環1号」や「あきたこまちR」を有機栽培すれば有機農産物として認める、と言うが、国際的な有機農業団体IFOAM Organics Internationalはそれを否定している。Non-GMO ProjectがそれにNon-GMOの分野で続いたことで、ほぼ農水省の見解は国際的に孤立したと言っていい。食料自給率向上よりも農産物輸出を優先する農水省にとって、この孤立は自らの首を絞める施策になる。

 

今回の決定はさらに福島県浜通りに作られようとしている中性子線育種の一大生産拠点・クラスター建設にとっても大きな影響を与えざるをえないだろう。というのも、その技術を提供するクォンタムフラワーズ&フーズ社(QFF社)は中性子線育種による食品をNon-GMOであるとして宣伝している。
 中性子線と重イオンビームとは違う、というかもしれないけれども、QFF社自身が中性子線は重イオンビームよりもより多くの突然変異を作り出す、と強調しているのだから、重イオンビームがダメなのであれば、なおさら中性子線育種はNon-GMOとしてはありえないことになる。

 重イオンビームや中性子線を使った育種=「品種改良」は「ゲノム編集」と同様の新ゲノム技術であり、Non-GMOとも有機農産物とも無縁である。「あきたこまちR」を販売する生協もこのNon-GMO Projectの基準改定を重く受け止める必要がある。方針を転換することを真摯に検討する時だろう。

Non-GMO Project Standard バージョン17

 

 

 

 

 

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