2026年10月20日火曜日

種の交換はなぜ必要か

 


 

 

 

 種の交換会を実施

 

 

 

 

 


 

 

 

 

石井吉彦|種と土と野菜の学校「石井ピュアファーム」代表



種の交換会を実施しました

種の交換会は、単なる種の販売でも、欲しいものを互いに交換するだけの集まりでもありません。もっと大切な意味があります。

自家採種を何年も繰り返していくと、種は徐々に「純正化」していきます。

純正化とは、同じ血統の中で採種を続けることで遺伝的な幅が狭くなり、性質が偏っていくことです。
最初は元気でも、次第に弱くなったり、環境の変化に耐えにくくなったりします。

これを防ぐ方法の一つが、同じ品種の種を定期的に混ぜることです。

当園では、5年に1回程度、同じ栽培方法で採種している人たちと種を持ち寄り、混ぜ合わせることを大切にしています。
外部の血が入ることで、種に再び力が戻ります。

もし自分の種だけでずっと採り続けると、どうなるでしょうか。
収量が落ちたり、野菜自体が取れなくなったりすることがあります。
玉ねぎやにんにくは、年々小さくなっていくこともあります。種が弱り、やがて消えてしまうことさえあります。

そのため、交換会は同じ農法同士で行うのが望ましいです。
肥料の使い方や栽培の考え方が違うと、種の性質も変わってきます。
同じ無肥料栽培で自家採種している者同士が集まることで、安心して種を交換できます。

今回、石井ピュアファームで種の交換会を実施しました。
関東や大阪、山口、福岡など各地から、大分まで種を求めて集まってくれました。
参加者のほとんどが、かつて当園で研修を受けた方たちです。

自家採種の知識をしっかり持った者同士の交換なので、互いの種を信頼して受け渡すことができました。
次回は5年後に実施します。

種を通じてつながり、同じ考えで土地に根ざした種を守り続けていく。とても貴重な1日となりました。

#種と土の奇跡 #無肥料栽培 #自家採種 #石井ピュアファーム #未来の食卓

 

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