原 三郎さんからシェア
野菜は今年の暑さにどう対処したのだろうか?
野菜は植えられた場所から他の場所への移動はできない。
今夏のように猛暑日が続いて、普段は元気に成長を続けていた野菜もゲンナリしているのではないかと思えた。
こんな過酷な条件のもとでも、ちょっと日陰あるところへ動こうとしても、それは不可能なのだ。
野菜は太陽に照らされ続けている。
われわれの顔の皮膚なら、やがて皮がむけてしまうほどの強烈な損傷を受ける。
野菜はどう対処しているのだろう。
どんなに太陽光を受け続けても、葉を分厚くしグリーンを保っている。太陽の紫外線を受けた野菜の体内では盛んに活性酸素が発生する。
野菜は紫外線による損傷を防ぐために、盛んに抗酸化物質を作って、活性酸素を消去し続けているのだ。
だから、我々とは違って、皮がむけることも無く、野菜自身に損傷は生じないのである。
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