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だいこんの恩返し
全国の卸売市場のだいこん担当者はどんどんだいこんを食べましょう!
苦しい販売が続いているだいこん。
こんな時、心のよりどころになるのが「徒然草」第六十八段の「だいこんの恩返し」。
だいこん好きの侍がピンチの時にだいこんに助けられるというお話。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
筑紫の国の押領使のなにがしという者は、大根が万病に効く薬だと信じて毎朝二本ずつ食べることを日課にしていた。
ある日、屋敷の守りが手薄なのを見計らって敵の軍勢が押し寄せ、周囲を取り囲まれてしまった。万事休すと思ったその時、どこからともなく見知らぬ二人の武者が現れ、命を惜しまず奮闘し敵を追い払った。
危機を救ってくれた二人に『あなた方はいったい何者なのですか?』と押領使が訊ねると『日頃より私どもを信じて召し上がっていただいている大根でござる』と答え、かき消すように姿が見えなくなった。
なにごとも深く信心すれば、このようなご利益もあるのだろう。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
全国の卸売市場のだいこん担当者はどんどんだいこんを食べましょう!
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