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なぜいまエース級の生産者が市場出荷をしなくなったのか?
大阪で果樹栽培をしている生産者がいます。私のフェイスブック友人でかなりの栽培技術をもった生産者です。
とりわけ、彼はモモの栽培に力をいれていて、微生物を含んだ個性的な栽培に取り組みいい品質のものを仕上げています。
糖度も上がりギネス登録申請中です。
彼が長年、出荷してきた市場に品質向上に励んできたので、それなりの評価をして価格を上げてくれないか?と打診したそうです。
市場は「それはできない!」と回答したらしいです。
で、彼は「それだったら、もう自分で販売するわ!」と市場外流通を決心したのだといいます。
彼は自分でホームページを持ち、独自に販売を展開するとともに、3年前にオープンした「生産者直売所」の出荷協力会の幹事として活躍されています。
だから、市場はたとえば東京青果が設置している個性園芸事業部のようなセクションをつくり、特殊栽培技術をもった生産者をつなぎとめていく努力をしないと、有能な生産者をどんどん見放していっているのです。
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