固定種、在来種、F1の違いを
見極める必要が出てきます
種取りをする人たちの間では、
自分で採り始めて九年までを自家採種、
十年以上を在来種、五十年以上を家宝種と呼ぶこともあります。
「固定種と在来種の変遷」①もともと、何を指していたか
種の話になると、固定種、在来種、F1の違いを見極める必要が出てきます。
昔は、もっと単純でした。その土地で採り、また蒔く。残った株が、次の年の種になる。それだけのことでした。
在来種は、その土地で長く採り続けてきた種です。
気候も、土も、人の好みも、種の中に残ります。揃わない。遅いものも早いものもある。それが、土地の顔でした。
種取りをする人たちの間では、自分で採り始めて九年までを自家採種、十年以上を在来種、五十年以上を家宝種と呼ぶこともあります。
固定種は、性質を落ち着かせた種です。
良いものを選んで採種し、何代も繰り返す。翌年も同じように育つ。種屋では、選抜を重ねて固定したものを固定種と呼びます。
在来種は、その土地に根を張った固定種だ、と考えてもよいでしょう。ただし逆は成り立ちません。全国で売られる固定種が、特定の村の種とは限らないからです。
ここでは、種は残すものでした。買うことはあっても、畑でつなげる種でした。
そこから名前だけでは区別が難しくなっていったのは、人が混ぜ、急ぎ、商品の名前を付け始めてからです。
※次回は、F1と固定種が混ざり、名前だけでは分からなくなった話です。

















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