衆議院の各委員会もほぼ与党独占
印鑰 智哉さんから
今回の選挙はすさまじい結果になった。言葉も出ないほど。与党の圧倒的勝利によって、衆議院の各委員会もほぼ与党独占になる。
農林水産委員会では種苗法再改正など、より人びとの食料主権を奪う法制度改悪が目白押しなのだけど、おそらくまともな議論もなく、成立してしまうだろう。
政権は「儲かる農業」を突き進めるから、十分食べられなくなる人は確実に増加するだろうし、マスコミが問題を深掘りすることもないだろう。
でも、何よりも考えなければならないのは、この事態がどうして引き起こされたかということ。
一番悲しいのは被害を受けている人たちが加害者に投票するという構造。
なぜ、加害されてもなお支持するのか。
今の日本、多くの人がさまざまな苦しみを抱えて生きている、そして、大なり小なり多くの人は健全な生活を失い、孤立を深めているはずだ。
でも、その苦しみは自己責任とされ、そして悪いのは〇〇だ、と煽られ、差別と排外を主張する政治勢力を支えれば、あたかもその苦しみがなくなるかのように勘違いしてしまう。
潜在的には大きな力があるのに、分断が持ち込まれるからこのあり様。
今後の日本は危機的な状況になることは必至だろう。
日本経済は破綻状況になるだろうし、それをもみ消すための戦争も起こるかもしれない。
かつてがそうであったように。
本当は壊れつつある環境や社会、健康を回復させるために全力を尽くさなければならない時に、それをもっとも破壊する方向に突き進んでしまおうとしている。
今回突き付けられた最大の反省は、この構図、つまり、被害を受けても、自己責任にされ、分断と孤立に置き去りにしてきたことに対して、十分抗えていなかったということ。
日本社会が再生していくための条件は、その分断を乗り越えて、連帯を築きあげること。
「あなたの苦しみはあなただけのものではない」、誰もがそう思えた時に、流れは大きく変わるだろう。
やらなければならないことは山積みだよ。


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