青森合同青果株式会社
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青森市中央卸売市場の7月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年(直近4か年平均)指数は前月より一気に46ポイントアップし155%に。
「かなり高」くなりました。この高値はコロナ禍ではなく天候不順によるものです。
観測史上初めて台風発生ゼロだった今年の7月ですが、全国的に曇雨天の日が多く野菜産地は長雨と日照不足に悩まされました。
成育が前進していた先行産地が早めに切り上り、出遅れていた後続産地の作柄が悪化したことで全般的に品薄傾向となりました。
出荷最盛期を迎えた青森県でも寡照による果菜類の生育不良や、長雨による根菜類や葉茎類の品質劣化が発生しました。
梅雨明けとともに日照量の増加は期待されますが、作柄の急速な回復は見込めません。お盆前後まで品薄高基調が続くと思われます。
また雨続きで畑が乾かず露地野菜の播種が十分になされていないため、秋野菜の出荷にも不安が残ります。
14品目中10品目が前月よりもランクアップ、ランクダウンはなし。詳細は以下の通りです。
-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
ばれいしょ△、にんじん△
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
はくさい△
・平年より高い
(125%以上150%未満)
なす△、ねぎ△、レタス△、ピーマン
きゅうり△、ほうれん草△
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
キャベツ、玉ねぎ△、トマト△
・平年並み
(90%以上111%未満)
さといも、だいこん
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
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・平年より安い
(67%以上80%未満)
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・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
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・平年より極めて安い
(50%未満)
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予想通りばれいしょが暴騰しました。雨続きで収穫がストップしていた九州産や関東産の残量は品質劣化で出荷できないまま終了。
絶対量不足の中、7月中旬からスタートした青森県産は一時キロ単価5百円を超え、過去に例のない好価格で取引されました。お盆前には北海道産が始まり、徐々に価格は落ち着いてくるでしょう。
感染症予防の基本は「手洗い」「十分な睡眠」そして「バランスの取れた食事」。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる野菜や果物を積極的に食べるようにしましょう。
中央卸売市場では開設者である自治体と事業者が連携し「事業継続計画書」を作成しています。
生鮮食料品の安定供給体制を維持できるよう感染防止と危機管理に努めています。
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