2019年11月2日土曜日

野菜の安値続く

日本農業再生
















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野菜の安値続く











青森市中央卸売市場の10月の販売統計がまとまりました。

国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年(直近4か年の平均)指数は71%と前月より3ポイントダウンし、野菜全体では依然として平年よりも「安い」状態が続いています。


10月は甚大な気象災害に見舞われた月でした。

関東を縦断した台風19号と台風21号の影響による豪雨は、南東北から北関東に洪水や土砂災害など大きな被害をもたらしました。

一方で秋になっても強い勢力を保った太平洋高気圧の影響で列島は高温が続き、度重なる台風襲来と活発な秋雨前線により非常に雨が多い月でもありました。

東京では20日連続の降雨となり観測記録を更新しました。

消費増税による景気の後退と季節外れの暑さで消費は振るわず、野菜の相場低迷が続きました。

台風被害を受けた関東産の露地栽培の葉物など一部の品目は品薄から価格が上昇しましたが、大根、キャベツ、白菜、人参などの大型野菜は、主産地の北海道や北東北が前進気味で出荷されたため著しく価格が低迷しました。


-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
 -
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
 -
・平年より高い
(125%以上150%未満)
 -
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
 -
・平年並み
(90%以上111%未満)
 ねぎ△、トマト、玉ねぎ△、ばれいしょ
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
 ほうれん草▼、なす▼、里芋▼
・平年より安い
(67%以上80%未満)
 きゅうり▼、ピーマン▼
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
 大根▼、キャベツ▼、レタス▼、白菜▼、人参
・平年より極めて安い
(50%未満)
 -
この時期に北海道産が全国シェアの9割を占める人参は、作付け増と豊作基調で潤沢な出回りに。
供給に需要が追い付かず厳しい販売環境が続いています。














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