いま市場では会話力も衰えているようだ
市場で使われる会話を聞いていると、だんだん省略語が多くなりコミニュケーションをしていないなと思います。
たとえば・・・
- 要る? 要らない!
- 多い? 少ない!
- 高い? 安い!
- 品質は良い? 悪い!
- 好き? 嫌い!
極端かもしれませんが、分かりやすくいうとこうなるのではないでしょうか。
かつて商談がこうした結論を出すためには、その途中にいろいろの間合いやつなぎ言葉が入りました。
つまり断るにしろ、承諾するにせよ「お茶の効用」というのがありました。
いまは通信でも受付嬢を通さないで、携帯電話で担当者に直接ですからこうした会話になるのかもしれません。
こうした状況のなかで、産地に足を運ぶと生産者は市場に対して「温もりのある取引を」求めているようです。
こうしたことを失くしているから、生産者は最寄りの生産者直売所に出荷するようになってきました。
農協の大型合併で生産者と農協との関係でも同様です。
生産者、農協、市場はそうした絆をいかに再構築していくのか問われてるのではないでしょうか?
こうした努力をしていかない限り、市場外流通にはますます拍車がかかりそうです。
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