ソーシアルメディアで青果物流通
緊急事態宣言解除されるも…
青森市中央卸売市場の3月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年(直近4か年平均)指数は前月より7ポイント上昇し94%に。平年並みに回復しました。
3月も日本列島は高温傾向が続き、各地で月間平均気温の記録が更新されました。
青森市の5.4℃も観測史上第1位でした。適度な降雨もあって野菜の生育は前進し、作型の切り替え時に品薄となった品目では相場の回復がみられました。
1月7日に発出された2回目の緊急事態宣言は2度の延長の末に3月21日にようやく解除されました。
飲食店の時短営業も緩和され、季節外れの陽気と早咲きの桜に誘われ観光地や繁華街に人出が戻る様子が報じられました。業務需要は少し息を吹き返しましたが、昨年のような巣ごもり特需は起こりませんでした。
4月も上旬までは気温が高いとの予報が出ています。青森市の桜の開花も最速記録に並ぶ4月14日と予想され、春は駆け足でやってきそうです。
野菜の生育はすこぶる良好で順調な入荷が見込まれます。
農林水産省では、はくさい、キャベツ、ほうれん草、レタスがひと月を通して安値水準で推移するとみています。昨年を下回る安値の可能性が高いです。
ねぎを除く葉茎類の相場が伸び悩んでいます。-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
ばれいしょ△
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
ねぎ
・平年より高い
(125%以上150%未満)
-
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
さといも
・平年並み
(90%以上111%未満)
にんじん、ピーマン、きゅうり
なす、だいこん△、トマト△
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
玉ねぎ▼、ほうれん草▼
・平年より安い
(67%以上80%未満)
レタス▼
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
キャベツ
・平年より極めて安い
(50%未満)
はくさい春系に変わったキャベツ。
作柄良好で潤沢な出回りとなっています。
柔らかくて一年でもっとも美味しい時期ですので、どんどんお召し上がりください。
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感染症予防の基本は「手洗い」「十分な睡眠」そして「バランスの取れた食事」。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる野菜や果物を積極的に食べるようにしましょう。
中央卸売市場では開設者である自治体と事業者が連携し「事業継続計画書」を作成しています。
生鮮食料品の安定供給体制を維持できるよう感染防止と危機管理に努めています。
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