最近USP(Unique selling proposition)という言葉が盛んに使われるようになりました。
マーケティングの世界でも毎日大量の情報が飛び交っています。確かにそうした大量の情報のなかで、自分を選んでもらうためにどうするかということになります。
他者と違うものがないといけません。核心がぶれる中途半端がいちばん始末が悪いです。
ところで昭和50年代、神田市場の仲卸にその実例がありました。
伝統あるりんご問屋がズラリ並ぶなかで「丸二」の古澤秀男社長が「無袋りんご」を提唱しました。
見てくれ重視の傾向があるなかで、「無袋りんご」を推奨していくのは難儀なことでした。
しかし全国一の扱いをする神田市場からの意見でしたので、主力産地や量販店の若きバイヤーたちが洗脳されていきました。
古澤社長は各県の農業試験場などにも講演で呼ばれ活動され、ついに「無袋りんごの丸二」になりました。
これがUSPの素晴らしい事例です。
神田市場が現在の大田に移転したのは平成元年の5月でした。
もう丸二はトップクラスの仲卸に育っていました。早くから量販店対応をしてましたので野菜の取扱いも開始されいまでは野菜と果実のシェアは半々ほどのバランスの総合仲卸になています。
あなたも「すばる会員」になりUSPのスキル磨きをしませんか?
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