2011年12月6日火曜日

国営九頭竜川下流農業水利事業とは・・・・

九頭竜川下流地区の特徴



鳴鹿大堰で取水し、九頭竜川下流地区を流れる現在の用水路は、昭和 20 年代~40 年代整備され完成から長期間が経過しており老朽化しています。



また、最近では農地の周りで都市化・混住化が進み、用水路へのゴミや排水の混入によって、水質や環境の悪化を招いているほか、農地が宅地等に変わったことにより、用水を地区内の農地に均等に配分できないといった状況や、水路への転落事故の増加が問題となっています。





そのほか、地区内では河川から直接取水しており塩水遡上に悩まされている地区や、ため池を利用しており夏場の用水不足に悩まされている地区があります。 


このため、九頭竜川下流農業水利事業では、現在の開水路をパイプライン化することで、老朽化した水路を将来にわたって利用可能とするとともに、創出される余剰水を用水が不足している地区に補給し、用水の安定供給を図ります。また、水路へのゴミ・排水の混入防止や水路への転落事故の防止にも期待できます。 





福井・坂井平野は稲作を中心に大麦、大豆等を組合わせた複合経営が行われる県下有数の農業地帯です。


 しかし、この農業を支える用水路は老朽化が進んでいるため、その更新に際して開水路をパイプライン化することによ り、兵庫川左岸、三里浜、川西、劔岳地区等にも新たに用水を供給する農業用水の再編を行います。


 これにより効率的な水配分が可能となり、維持管理費の軽減、パイプラインが持つ潜在能力の顕在化や地域用水機能の 増進を図ります。


 受益地(11,642ha) 坂井市 永平寺町 福井市 あわら市 右岸・十郷用水路は、平成22年度に幹線用水路の工事を完了し、今春からの供用を開始しました.。

0 件のコメント:

コメントを投稿