高騰相場でますます市場外流通が拡大
いま野菜も果実も相場が高騰している。
卸売価格は乱高下を繰り返しながら、ますます市場外流通に拍車がかかっている。
卸売会社がこうした状況を喜んでいたら、量販店や消費者はそっぽを向き加工食品、冷凍食品で穴埋めつくされていくだろう。
いまの卸には集荷力がないのだ。米の集荷で全農の集荷力が3割まで低下してきたのと同様だ。
加工業者などは産地にトラックを向け集荷に励んでいる。
それで間にあわないなら開発輸入に向かうだろう。
こうした仕事はむかしなら大手商社だけがやれたのだが、いまやSNSの普及で個人のレベルでやれる時代になった。
私のところにもそうした海外からの依頼が増えてきた。
元気のある市場では仲卸と買参組合が共同して中央卸売市場の廃止を考え、独自に集荷販売をしようという動きもある。
青果物の総流通量に占める中央卸売市場のシェアは、なんと平成26年では36.4%しかないのだから・・・。
中央卸売市場の取扱額は最盛期からすると2兆円もシュリンクしているのだ。
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