2016年10月13日木曜日

存在価値さえなくしつつある「中央卸売市場」



 

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存在価値さえなくしつつある「中央卸売市場」

 

 

 

 

 

 



これまで市場は八百屋の減少分を何とかスーパーの台頭で穴埋めできたが、GMS(総合スーパー)がここまで販売不振になるともうその穴埋めはできない。

そこで、危機感を募らせる気の利いた生産者はどんどん自分で販売先開拓をして農協など頼りにしていない。

したがって農協の大型共販もすっかり形骸化してきた。

というわけで、市場流通はますますリセッションしていくわけだ。

すでに青果の総流通量に占める中央卸売市場のシェアは36.7%しかないのだ。うち果実のシェアはたったの23.8%で果実は中央卸売市場では流通していないというのが実態だ。

そうした果実の流通実態のなかで、大阪・万果グループのように果実位を中心に300億円を売り上げる仲卸もいる。

こうして生き残りをかけた中央卸売市場の果実は、いま急速に寡占化を始めている。












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