2025年8月4日月曜日

卸売業者が減少してきた理由は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソーシアルメディアで青果物流通




 

 

こうして卸売業者は減少してきた

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

卸売業者が減少してきた理由をAIに問うと、答えは下記のとおり。

 

  • 1、小売業者数の減少
  • 2、メーカーの直販の増加
  • 3、卸売業者自体のIT化の遅れ

 

見事な回答である。これは青果業界も全く同じ状態。

1、2、は他者の変化であるから仕方がないとしても、3は青果の卸売業者も努力で改善できる可能性はある。

これまで卸売市場は「卸売市場制度」のなかで仕事をしてきた。戦後の食料難を乗り越え高度経済成長期にはなかなか見事な卸売市場制度として高く評価されたことは間違いない。産地では価格保障制度が導入され、指定産地制度も整ってきて農協共販も拡大したのである。こうして産地では共販高が競われ産地間競争が激化した。

これは戦後の食糧難を乗り越え、旺盛な需要があったからだ。

受け皿としてこれまでの主役であった八百屋を駆逐して大型量販店が雨後の筍のごとく出現したことをみても納得がいくだろう。

この間、市場外流通でも水面下での競争が激化してきたことは間違いないところ。

バブル経済崩壊とともに、販売不振のなかでこれまで流通の覇者だった大型量販店も勢力図が様変わりしている。「小が大を呑む」事態もいまや日常茶飯事。いまやコンビの雄も外国資本に揺さぶられている。時代は大きく変化しているのだ。


その対応策は・・・



いまさら八百屋復活を願っても、もうどうにもならないし落ち込むスーパーの穴を埋めることはできない。

市場に仕入れに来る業者は減少の一途で、これまでのように、じっと待っていても未来は拓けない。そこでソーシアルメディアを活用するしかないのだ。インターネットの普及で、情報はかなりフラット化しているし、だれでも情報発信者だ。AIはあなたの秘書役を務めてくれる。

産地では農協に販売を頼らない生産者も増大している。これらの生産者はすでに独自に販売先を開拓しているが、まだまだ販売に苦労している生産者も多いのだ。だから独自に産地に足を運ぶことが大切だ。

しかも地方の卸売市場周辺には、まだ「宝の山」が眠っている。大消費地市場より恵まれていることを忘れてはならない。

卸売業者のIT化と幹部社員の育成は、カネもかかるし時間もかかり一朝一夕にはいかない。そこで経営幹部の覚醒が必要なことである、そのためには経済アナリストの藤原直哉さんがよく使われる言葉であるが「知って、行って、観て、会って」で率先遂行するしかないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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