市場の消息筋によると、いま卸の野菜部はこのところの野菜高騰を「単純に喜んでいる」という。
本音をいうと神風が吹いて野菜が高騰すると、数字が稼げるからホットしているというのは例年の行動パターンだ。
ところが、大手量販店などはその怖さを熟知しているので、消費者をなんとか味方につけたいと躍起だ。ここが市場と違うところだ。「野菜の安値」放出をニュースにしている。消費者の買い控えをいちばん警戒してるからだ。
さて市場が本気で喜んでいたら、市場外流通にますます拍車がかかる。量販店は棲み分けが進めていて、美味しいところはすべて市場外流通だ。
自社の直営農場での栽培にも乗り出している。さらに、加工業者や外食産業などは海外産地抜きには語れない状態になっている。
市場はこうしたときこそ、フェイスブックやツイッターなどのソーシアルメディアで自分たちの取り組みを発信し広報活動をしなくてはもったいないではないか! これができないようでは、もはや市場はガラパゴス島だ。
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