2011年5月14日土曜日

この18年間は何だったのだろうか?

18年前、ある農産物貿易会社の専務が大阪に赴いた。部下が仕事で大穴をあけてしまいその責任をとるということと、支店づくりという意味もあった。 その専務は仕事を組み立てるのがとても上手く40代半ばで自信に満ちていた。半年もたったころにはかなり評判も定着して支援してくれるメンバーも揃った。

そ うした時に同社の社長が私に「大阪の専務を呼び戻してくれないか!」という依頼であった。私に依頼が回ってくる前に社長が大阪に赴き専務を説得したのだが 埒があかないということであった。私は土日を利用して大阪に出かけた。専務の本音を聞かせてもらいたいということで話合ったのだが、もう独立の心構えがで きているようであった。私もそれなら独立もいいだろうということで説得を断念。東京に帰ると専務の決意を社長に伝えた。

し かし、結果的に大阪事務所をたたみ東京本社に帰えることになった。そして今年の1月に専務は社長に就任した。ところが社長就任と同時に体調に変化が生じ た。そして5月6日づけの医者の診断書では「糖尿病、脂質異常症のため適応障害」があり静養が必要とある。また明日は前社長の相談に乗らなければならない のだが、私は18年前に答えを出しているだけに憂鬱なる相談で、奥深いところで相性の問題も大きな問題だろう。同じ問題で相談に乗るということは、この 18年間は同社にとって何だったのだろうか。どちらもよく知っているだけに「ああぁ!・・・」という気持ちだ。会社を起していくというのは気力・体力も充 実した時がいいのだが。

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