2024年9月4日水曜日

猛暑のなかでの農作業は高齢者でなくても大変です

 


 

 

 

 

 

猛暑のなかでの農作業は
高齢者でなくても大変です

 

 

 

 

 

 


 

 

 

しん|野菜を育むプロさんから


ほうれん草やちんげん菜など葉物野菜が高騰してる理由は実は台風だけではないです。

30日前後で収穫できる葉物野菜ですが旬は20度以下の涼しい時期。そもそも猛暑や湿気にめっぽう弱い軟弱野菜のため今年のような猛暑が続いたり長雨が続くのが一番ダメージが大きく腐ったり枯れたりしてしまいまともに生育した時と比べ5割減は当たり前。

だから価格が2倍になったとしても出荷量が5割減ってるので農家の売り上げは変わらないしむしろ栽培や収穫にかかる手間がとてもかかるのでマイナスも大きいです(だいたい野菜の値段が高くなった時は自社の出荷がほぼ無くなり指をくわえて羨ましがることが多い)。

またこれは肌感覚ですがここ数年の農家の高齢化による離農は深刻で生産者が急に減り出したように感じてます。特に猛暑の中での作業は高齢者でなくても厳しいためウチの熟練パートさんも出勤率が下がりますし夏場の生産量が減る原因となってます。

ただ普段見向きもされない野菜ですがテレビやネットで騒ぎだすと無性に食べたくなり消費が増える事は農家としてとてもありがたいですが、とうもろこし、枝豆、ナス、ピーマン、きゅうりなど夏野菜はそれほど高くなってませんので安心して食べて欲しいですし9月下旬にもなれば落ち着いてきますのでご安心ください。 






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