ソーシアルメディアで青果物流通
またしても猛暑で相場上伸
高温旱魃に強いため作柄は良好、肥大も十分です |
青森市中央卸売市場8月の販売統計がまとまりました。
指定野菜平均卸売価格の対平年指数は前月より16ポイントアップし107%に。
月合計では平年並みだったものの、旬別では99%→101%→118%とお盆明けに相場が跳ね上がりました。
今年の8月の日本の平均気温は統計開始以降、2番目に高い値となりました。
1位は災害級の暑さと言われた2023年でしたが、昨年に引き続き今年も暑い夏となりました。
本県をはじめとする北日本は昨年ほどの酷暑ではなかったものの、野菜の生育には少なからぬ影響が出ています。
高温多湿の影響が顕著に出たのが果菜類でした。きゅうり、ピーマン、トマト、なすは、花落ちや生育不良により出荷量が伸び悩みました。
いずれも品薄傾向となり卸売価格は続伸、前月よりランクアップしました。
品目別の詳細は以下の通りです。-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い(200%以上)
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・平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
ばれいしょ△
・平年より高い(125%以上150%未満)
きゅうり△、里芋、ピーマン△
・平年よりやや高い(111%以上125%未満)
たまねぎ▼、トマト△、レタス△、なす△
・平年並み(90%以上111%未満)
はくさい、ほうれん草、にんじん、だいこん△、ねぎ
・平年よりやや安い(80%以上90%未満)
キャベツ
・平年より安い(67%以上80%未満)
-
・平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
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・平年より極めて安い(50%未満)
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指定野菜で唯一安値圏から脱出できなかっただいこんも、お盆明けから相場が急伸。前進出荷への反動と、高温による病虫害や生理障害の発生で一気に出回り量が減少。
産地間の品質格差解消にも時間がかかりそうで、底堅い薬味需要に支えられこの先強もちあい。
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