青森合同青果株式会社
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北日本に記録的豪雨
青森市中央卸売市場8月の販売統計がまとまりました
青森市中央卸売市場8月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より3ポイントアップし108%に。
下げ基調だった相場は8月上中旬の北日本への豪雨被害で底を打ち、お盆需要や月末のやさいの日の量販企画も追い風となって持ち直しの動きを見せています。
北日本では記録的豪雨に見舞われた8月でした。
8/2~3に台風5・6号が運んだ湿った空気の影響で青森県と秋田県に線状降水帯が発生。
青森県では深浦町や鰺ケ沢町などが大きな被害を受けました。
その一週間後には再び観測史上第1位を更新する豪雨となり、岩木川の氾濫で流域のりんご園地が冠水。
お盆前には道南が豪雨となり、圃場被害に加え鉄道輸送がマヒするなど混乱が生じました。
このため北日本を主産地とする野菜は供給量が安定せず品薄高に。
特に青森県と北海道に産地が限定される大根、人参、馬鈴薯、たまねぎはいったん下げた値を戻す展開に。
一方、気象災害がない長野県や群馬県を主産地とする結球野菜は潤沢な出回りで軟調相場が続きました。
コロナ後、初めて行動制限のない夏休みとなり、リベンジ消費も加わって社会経済活動は回復の動きを強めています。
全国の感染者数はお盆休み明けの8/19に26万人の新記録を更新しましたが、その後はじりじりと減少しています。
政府は入国者数の上限引き上げやオミクロン株対応のワクチンの前倒し接種の検討など新たな感染症対策を発表。
コロナとの共生に向けた動きが加速しています。
-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
-
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
-
・平年より高い
(125%以上150%未満)
里芋△、たまねぎ▼
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
だいこん、トマト△
・平年並み
(90%以上111%未満)
ほうれんそう、ねぎ、なす△、馬鈴薯△、
レタス、にんじん、ピーマン
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
-
・平年より安い
(67%以上80%未満)
きゅうり▼、キャベツ▼
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
白菜▼
・平年より極めて安い
(50%未満)
-
北海道産が始まり、ようやく不足感が解消されたたまねぎ。高値も沈静化するかと思われましたが、お盆休み直前に物流が乱れ相場が上伸。
大雨被害で道内のみならず東北から北陸の広範囲にわたって鉄道輸送に遅れや運休が発生したためです。
現在は日本海側の一部を除いて物流も正常化、生育良好で今後は順調な入荷が見込まれます。
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