2021年5月24日月曜日

半値八掛け二割引

 


 

 

 

 

 

 半値八掛け二割引

 

 

 

 

 


 

 

 

いまは市場流通で半値八掛け二割引(32%)は起こりません。


なぜなら卸売価格が輸送コストにもならない時には、産地で需給調整が始まるからです。

つまり出荷調整ですね。



大豊作で相場がヘタレ込んでしまった場合には、畑で野菜を漉き込んだりするTVニュースが流れることもありました。


しかし、高値は通常の2倍、3倍は平気で起こります。


だから、産地にも市場にも「相場を張る」という言葉が残っているのです。

相場の上げは分かるけど、下げは分からないというのが一般的です。

産地や仲間うちの情報で上げの気配はおおよそ察しがつきます。


しかし、下げの局面はどこなのかなかなか読み切れません。人間の欲も絡みます。

そこに判断能力が問われます。


買い付けや「契取引」に取り組むときには、そうした分析能力と覚悟が必要となります。


これからの市場流通は成り行き任せの「セリ取引」(無責任流通)ではなく、価格提示をした取引でないと生き残れないでしょう。

 

 

 

 

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