2018年9月3日月曜日

野菜の高値は沈静化へ

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野菜の高値は沈静化へ
















青森市中央卸売市場の8月の販売統計がまとまりました。

国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年指数は前月より14ポイントダウンし106%に。月間平均では平年を上回りましたが、お盆明け以降は露地野菜を中心に下げに転じています。

旬別にみると、上旬117%→中旬117%→下旬94%と下旬には平年を下回りました。

品目別の平年対比は次のとおり。

低温と日照不足の影響を受けて果菜類が品薄高となりました。価格低迷が続いていたばれいしょと玉ねぎはようやく平年並み近くまで価格を持ち直しています。

△▼は前月からのランクの移動を示します。
◆平年より極めて高い(200%以上)
 ※該当なし


◆平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
 トマト△、ピーマン△、白菜△
◆平年より高い(125%以上150%未満)
 きゅうり▼、ねぎ△
◆平年よりやや高い(111%以上125%未満)
 なす△、大根▼、にんじん▼
◆平年並み(90%以上111%未満)
 キャベツ▼、ほうれん草▼、レタス▼、ばれいしょ△
◆平年よりやや安い(80%以上90%未満)
 玉ねぎ△
◆平年より安い(67%以上80%未満)
 さといも▼
◆平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
 ※該当なし
◆平年より極めて安い(50%未満)
 ※該当なし


果菜類の品薄は関東の抑制物が出そろうまで解消されず、今月も高値基調が続くでしょう。

播種・定植が十分にできている大根、キャベツ、白菜などの大型野菜は生育も順調で潤沢な入荷が見込まれ価格は平年並みか平年を下回ると思われます。

ただし、今シーズン最も勢力が強い台風21号が列島に接近中で、進路によっては本県や北海道にも被害をもたらす恐れがあります。

予期せぬ気象災害が発生すれば、再び野菜の価格に大きな動きが出る可能性もあります。



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