この連載も300回を突破しました。
土曜日も日曜日も休みなし。
ともあれ記事執筆の横浜店店長の宮下友幸さんの努力に敬意を表したい。
ところで澤光青果は日本一のカテゴリーキラーです。
その動きを私は神田市場時代から注目してますが、
なんちゃってコンサルのいう甘ちょろい努力ではとても達成できません。
その秘訣を探りたい。
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【澤光青果便り】№308
おはようございます
さて本日のおすすめ品は・・・
本日のおすすめ品
埼玉県産 『大束小松菜』
静岡県産 『三ヶ日青島みかん』
大束小松菜
江戸時代から東京の小松川(現江戸川区)を中心に栽培されていたので「小松菜」と呼ばれるようになりました。
昔から東京の雑煮には、欠かせないものです。
カルシウム、鉄分、カロチン、ビタミンCを豊富に含む野菜で、露地やハウスなどを使って一年中栽培されています。
三ヶ日青島みかん
三ヶ日地区では、江戸中期、紀州から苗木が持ち帰られたことから紀州みかんの栽培が始まり、その後天保年間になって、現在広く栽培されている温州みかんの栽培が始まりました。
現在に至るみかん産地としての礎は、大正時代になってみかんの市価が上がってきた中で、三ヶ日の土地や気候に合った栽培方法が地区全体に普及し、みかん栽培を手掛ける人が増加したことで築かれました。
その後、三ヶ日地区は、みかん栽培に適した自然条件(南斜面の丘陵地で日照量が多く年平均気温約16℃で温暖)であること、保肥力が低く(=肥料コントロールがし易い)、排水性が良いという土壌等を生かし、静岡県のみかんを代表する産地となりました。
三ヶ日みかんは、甘味と酸味のバランスが絶妙で、コクがあり味が濃いことで市場からも高く評価されています。
主な出荷先は、東北地方から中京(名古屋)圏までとなっています。
なお、『三ヶ日みかん』は2007年に地域団体商標に登録されています。
青島みかんの特徴とは
発見者である青島平十氏(静岡市)の名にちなんで名付けられた糖度の高い品種で、玉は大きめで形は扁平、皮が厚めで長期間の貯蔵にも適します。
三ヶ日地区では、11から12月に収穫されますが、出荷時期は、1月から3月にかけてとなります。
これは、青島みかんが、内容先熟型(果皮の着色より果実の充実が先行)であるため、8分程度の着色状態から収穫し、貯蔵中に着色を進めるものです。
そして、貯蔵中に果実中の酸が分解されて糖度が上がり、食味が向上する状態に変化していきます。
平成13年に完成したJA三ヶ日の共同選果場は、1時間あたり70トンの処理能力を持つ全国有数の規模を誇ります。
光センサーで糖度とクエン酸(酸度)が、さらにカラーグレーダーで、大きさ・形状・外観が計測され、厳しい基準をクリアしたものだけが選別、出荷されています。
また、この選果施設は、生産者の作業が軽減される自動荷降し装置、自動でトラック積込ラインまで搬出される出荷システム、園地別に出荷データが集計、蓄積され生産指導にも役立てるマッピングシステムなども備えており、産地としての出荷体制の向上に繋げています。
生産者の皆様本日も素晴らしい逸品ありがとうございます。
本日も宜しくお願い申し上げます。
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
澤光青果 宮下
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