ただいま乾燥中
北海道など豆類の生産が盛んな場所では、収穫物を畑に積み上げて乾燥させていました。
小さく束ねた豆類を土台の上に積み重ねて、雨に濡れないようにシートをかけてひもで縛ったものですが、帽子を被って並んでいるように見える姿はとてもユーモラスです。
これは「にお」と言います。
にお積みは手間のかかる作業のため、乾燥機械の導入が進み、におが並ぶ景色はほとんど見かけなくなりました。
ただ、自然乾燥がよいと、今でも自家用の豆をにお積みする人もいるようです。
なお、昨年ご紹介した、中国・四国地方で見られる乾燥させたわらを保存する「わらぐろ」と形が似ていますが、わらぐろは春にかけて徐々にわらを使っていくため、春先まで見ることがでます。一方、におは乾燥後に片付けてしまうため、秋の一時期しか見ることができません。
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