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青森合同青果株式会社
ネプ〇ーグをみて思ったこと
昨夜、クイズ番組で出題されたブロッコリーに関する問題。
「ブロッコリーの都道府県別出荷量第1位の北海道のシェアは?」某有名大学卒業の回答者の答えは「80%」でした。
正解は16%。
それぞれ10%のシェアをもつ2位の埼玉県と3位の愛知県をはじめ、北海道から九州まで全国各地で生産されています。
必需性が高いとして国が定める特定野菜のブロッコリーは、収穫時期によってリレー生産されるように産地が偏ることなく計画的に作付けされています。
野菜産地に対する一般の消費者の関心ってこの程度なのかーと少し悲しくなりました。
また、正解発表後の出題者側からウンチクで「緑よりも紫色のブロッコリーを選ぶべき」という解説がありました。
「紫色はアントシアニンで、低温にさらされたときに発生する。
つまり、低温で甘さが増し食味がよくなっている」とのことでしたが、アントシアニンの沈着の原因はそれだけではありません。
圃場の排水不良やリン酸不足でも発生します。したがって産地の選果基準では紫色のブロッコリーは「品種固有の品質・形状・色沢を再現できていない」ため「規格外」となります。
品質のよいものを作ろうと頑張ってる生産者や、販売している小売店の努力が理解されていないなーと思い、またしても悲しくなりました。
画像は出荷量全国第2位の埼玉県産のJAはんざわから出荷されたブロッコリー。
きれいな緑色です。
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