2014年10月4日土曜日

なぜ生産者は直売に向かうのか?










いま生産者は自分が作った農産物に自分で価格を提示できないとは可笑しなことではないのか?という意識を持ち始めています。

だから生産者直売所が雨後のタケノコのごとく出来ています。

年間10億円の販売というのザラにあります。

その他にネットショップもあります。

市場が目玉商品の集荷がままならず市場外流通が増えているのは、こうした影響が大きいのです。

とくに自然農、自然栽培ものなどは市場に集荷ノウハウがありませんし、生産者はすでに独自の販売網をもっています。

しかし生産者は生産、加工・管理、販売は自分で値段をつけたのだから、売れなかった時は自分で責任をとらなくてはなりません。厳しい自己責任です。

市場の無責任流通とはここが違います。


市場のせり取引が評価されたのは、販売のチャネルがなくて、しかも需要が旺盛で供給が間に合わなかったときだけです。

もうそうした時代は過ぎ去りました。


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