日本のポストドクター(博士号取得者)は昨年16,170人。
うち就職できたのは約10%の1,700人。
研究職もたいへんな就職氷河期です。
因みに米国は年間4万人。
しかし研究機関などの受け皿がしっかりしていて報酬面でも日本の10倍。厚遇されています。
こうした米国のファンダメンタルなところがしっかりしていることを考えると、米国の国力の凄さと国家のコンセプト力を感じます。
世界中から優秀な若者がやってくるはずですね。
ところで戦時中、あのドイツのヒットラーは人民をギロチンにかけるなど悪の限りをつくしましたが、一方で立派なシェルターをつくり、人々を避難させていました。でないと政権の維持が出来なかったからです。
わが国の権力者は「自分で防空壕を掘って勝手に生きていろ!」という姿勢でした。そのときも人民を守ってはくれていませんでした。
ところでサル真似上手な日本も1990年代、ドクターを増やす政策がとられたのはいいのですが、肝心の受け皿をつくらなかったのでは話になりません。
カネをかけない上辺だけのサル真似ではどうにもならないのです。
小保方晴子さんの所属する研究機関の問題も歪な日本型ムラ社会の空しさを感じます。
いまや日本ではMBA取得者でも何の力にもならず、資格はお金を生みません。
だから自分の腕で稼いでいくしかないのです。
逆風を利用しましょう!!
飛行機は向かい風に向かって離陸していきます。
また向かい風を利用して着陸することを思い出してください。
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