2013年9月18日水曜日

大型共販システムの問題点











大型共販システムの問題点











【紅芯だいこん】







キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、タマネギ。トマト、なす。にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ、ピーマンほうれんそう、レタス。

さぁ、この野菜は何でしょうか?

私がかってに取り上げたものではありませんよ。

・・・・・
 
これは国が生活上重要な野菜ですよということで、この14品目を「指定野菜」と位置づけています。


スーパーマーケットでも 商品カテゴリー別にみると、野菜は売上構成比15%ほどを占めていて、とりわけ生鮮3品のなかでトップシェアです。

こうしたことを背景に国は「卸売市場制度」をつくり食料の安定供給という政策を推進してきました。
ところが成熟した社会になり、少子高齢化が時代へシフトしています。消費のパイも拡大しません。
この指定野菜14品目も慢性的過剰時代を迎えています。

もちろん中身を吟味しますと、各品目のなかで入り組みはあります。

たとえばだいこんといえばいまや青首だいこんですが、先日もある高名な料理屋さんからの発注で紅芯だいこんのオーダーがあり、市場ははテンヤワンヤの大騒動でした。


結局、国内産地は対応できなくて急遽、中国から取り寄せたのです。

また少なくなったとはいえお正月を迎えると三浦だいこんが重宝されます。

ナマス用の三浦だいこんをまさか中国から輸入するわけにはいきません。


農協の大型共販で一品目だけのてんこ盛りだから、小回りが効きません。

少量多品目時代にシステムは大型共販一辺倒の集荷体制では問題が大きくなっていることも事実です。


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