原 三郎さんからシェア
栄西著『喫茶養生記』(成立1211年)に、
「一、曰飲水病。此病起於冷気。若服桑粥則三五日必有験。永忌薤蒜葱勿食之矣。鬼病相加治方無験。以冷気為根源耳。服桑粥。百一無不平服矣。」とある。
平たく言えば「一に飲水病(糖尿病)。この病は寒気による冷えにより起こる。桑粥を服用すれば、半月(三五日は3ⅹ5の意)で薬効がある。
ニラ、ヒル、ネギを摂ることを避け、食べてはならない。これらを食べると鬼魅による病が加わって治療の術が無くなる。この病は寒気による冷気に起因するので、桑粥を服用すれば、百に一つも回復しないということはない。」と言うことになる。
内容には問題点もあるが、桑が糖尿病に効くと今から800年も前に書いていることに驚かされる。
今日では、桑の葉に1-デオキシノジリマイシンと言う化合物が含まれていて、これが小腸のα-グルコシダーゼと言う酵素の働きを止めるため、グルコースができず、血糖値が上らないことが明らかにされている。
糖尿病を疑われている方、早めに試されることをお勧めします。
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