大腸で二酸化炭素が発生することは・・・
原 三郎さんからシェア
食事の時に桑の葉を飲むことによってデンプンや砂糖の一部は消化されずに大腸へ移動する。あるいは野菜類を食べることによって、野菜類に含まれる食物繊維は消化されずに大腸へ移動する。大腸では、様々な腸内細菌が大腸へ入ってきた炭水化物を消化する。そして、短鎖脂肪酸が作られ、二酸化炭素、水素、メタンなども作られる。二酸化炭素は水に溶けて炭酸水素イオンとなり、血液に溶け込んでいく。大腸で発生した二酸化炭素が炭酸水素イオンとして大量に血液に溶け込んでくると、炭酸水素イオンを回収して酸素と置き換える必要がでてくる。そのためには、大量の酸素を結合したヘモグロビンを送り込まねばならない。血管は拡張し、大量の血液が流れ込む。炭酸水素イオンには血管を拡張する作用があり、自らが血中の炭酸水素イオンを除去するための安全装置となっているのである。炭酸塩の温泉に浸かっていると同じ事が起こる。身体は温まり、いつまでもホカホカするのである。大腸において二酸化炭素が発生することは、大腸で温泉と同じことが起こっているのである。こんな方法で、我々の身体の血圧は一定の範囲にとどめているのである。
血圧の髙い人には、ぜひとも自分の食事内容を検討し、二酸化炭素が発生する食事に変更するよう勧めたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿