2013年5月14日火曜日

食物繊維は腸内細菌の良質な餌だ!





原 三郎さんからシェア



人間は、食べたものの消化をしたたかな方法でやっています。

人間にとってすぐ必要な栄養素の消化は、極めて迅速です。


デンプンの消化は、唾液と膵液で完ぺきに行われます。唾液と膵液にはアミラーゼという酵素が含まれていて、この酵素がデンプンを消化してマルトース(水アメ、ブドウ糖2個でできている)にします。マルトースは、小腸上皮細胞が持つα-グルコシダーゼと言う酵素によって2個のブドウ糖に分解されます。かくして、ブドウ糖は小腸を通過中に全部血液へ送られてしまいます。


タンパク質は、胃液に含まれるペプシンと言うタンパク質分解酵素によって消化され、次に、小腸では膵液に含まれるトリプシンやキモトリプシンなどのタンパク質分解酵素によってアミノ酸にまで分解され、吸収されます。


脂肪は、胆汁により乳化されリパーゼ(酵素)によって脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収されます。


要するに、重要な栄養素は完ぺきに分解され、吸収されていきます。以上の行程は、小腸で完了します。


野菜・果物・海藻などに含まれる食物繊維はすぐに必要な栄養素ではないので、それらの消化は全部大腸にいる腸内細菌にまかせっきりにしています。ここに、腸内細菌に元気に活躍してもらわねばならない理由があります。腸内細菌を元気にしておくためには、彼らにしかるべく絶えず良い餌を与え続けねばなりません。焼肉でご飯を食べるような食事では、腸内細菌の元気は失われ、悪玉菌の大増殖につながるのです。


食物繊維は腸内細菌の良質な餌なんです。野菜を食べろと言われる理由はここに有ります。

人間は、食べたものの消化をしたたかな方法でやっています。


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