元禄から続く江戸独楽(こま)の技の存続を!
元禄から続く江戸独楽(こま)の技を磨く江戸独楽職人・広井政昭さん。
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江戸独楽は素材である木材から、周辺がプラスチックへと変わるなか木材をリバイバルさせようと孤軍奮闘されている。
日当たりのいいところの木材より、条件の悪い日陰のものが年輪が均等に拡大して中心が確立されているそうだ。
ところで、伝統の江戸独楽は外国では高く評価されている。これまで広井さんはロクロとともに世界中を回ったそうだ。僅か4、5分でお客さんの目の前で仕上げていく姿にまるで手品師のごとく驚く・・・。
しかし、エクアドルで「私にもやらせてくれ!」というお客さんが素晴らしい技術を見せてくれたとき「職人は世界中どこにもいるものだ」と謙虚になった。
さて「アーチスト」は自己主張。「職人」はお客さんの要望を取り入れ工夫を凝らしていく。ここが決定的に違うところ。
パリのルーブル美術館でも常設ではないものの江戸独楽を展示してくれている。館長は「江戸の古いものよりあなたのいま創作してるものを提供して欲しい。我々は人類が滅亡するまで展示するから・・・」とご託宣を述べたそうだ。
常設展示はフィンランドにある。
本家の日本に常設されていなくて、海外の人たちが価値を認めてくれていては余りにも情けないではないのか。日本人は成金趣味的になっていて、風情のある伝統文化を守ろうという意識がない。ルーブルの館長のように含蓄のある言葉を吐ける人はいないのか・・・。
伝統文化の存続は「頑張ってください!」よりも、お子さんやお孫さんのために1つでも買ってあげることが大きな力となります。日本の伝統文化をプラスチックのように薄っぺらなものにしてはいけない。
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