2012年2月8日水曜日

あぁ、懐かしの「霞ヶ浦レンコン」












私がノートに書いた記事がきっかけで土浦の生産者・松浦和義さんと交流が始まりました。

松浦さんのプロフィールに興味がありしばし釘付けになりました。

以前、取材したことのある霞ヶ浦のレンコン生産者であることがわかったからです。

そこで松浦さんにお願いして少し詳しく教えてもらいました。

屋号が作左衛門殿(さくざえもどん)と地元では呼ばれております。 
代々、襲名しています。四代前の先祖まで実名で名乗っていました。 
江戸時代初期から茨城県の土浦に住んでおり、昔は沢山の、小作人を使い大地主で、何事も無我夢中で働くので、夢中作左衛門の異名があったそうです。 
しかし、いい時は長く続かず、4代の道楽者が続き土地を手放してしまい、祖父の代に農地改革とともに土地を持てるようになり今に至っています。 
レンコンは約40年両親が営んでおります。作る名前のように農作に縁があったのでしょう。

神田市場時代、茨城県物産斡旋所の所長に「茨城県の特産物にはどんなものがありますか?」と聞いたことがあります。所長曰く「そうだね、波崎のピーマンがあるよ!」ということでした。そのころ県でも波崎のピーマン栽培に力をいれ宣伝に精をだしているときでしたから・・・。

しかし、残念ですが生産量が多いのを特産物とはいいません。 タネがF1ならなおの事、特産物とはいえません。病気に強くて、収量が上がりどこでも栽培できるものでは意味がありません。特産物とはやはりその土地の気候・風土が育てるもので、よそでは上手く栽培されないものをいいます。

生産効率だけ追い求めていたのでは伝統野菜栽培はむりでしょう。従って各地の伝統ある特産物を手間隙かけても育てていかなくては、伝統ある食文化が廃れていきます。こうした出会いを作ってくれたソーシアルメディアのフェイスブックの有難さに感謝したい。また霞ヶ浦に取材に行きたいと思います。

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