2011年11月14日月曜日

すでに市場は生産者に見捨てられようとしている


フェイスブックの記事に対して、長野県のある生産者直売所に勤める従業員の方から次のような書き込みをいただきました。凄い指摘です。


「私は生産者直売所の従業員ですが、直売所がどんどん栄えている反面、市場が日に日に衰退していっていと出荷していただいている生産者の方々から話を聞きます。市場は変革の時期に来ているのかもしれませんね。直売所はどんどん盛り上がっていきます!」

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これは決して誇張ではないと思います。

かつては市場に出荷していた生産者たちが市場の衰退ぶりを肌で感じていることがこの文章から読み取れます。生産者がもう市場を見捨てにかかっていることを物語っています。

民設民営で運営されている市場はまだ真剣ですが、公設で運営されている市場はこの危機にたいしてどうも他人ごとのようです。表面的には「市場を取り巻く環境は劇変してまして・・・」とよく言われますが、それに対するアクションがないのです。

販売対策なり、産地対策はどのようにしているのかとホームページを拝見すると、具体的にはちっともその方策が示されていません。広報活動というよりもまだホームページのなところが多いのです。

気の利いた生産者や生産者直売所などは、さかんに自分たちの取り組みを打ち出し、消費者にアピールして理解を得ようと努力をしています。

一方、ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック、動画配信などのソーシアルメディア対応している全国中央卸売市場はありません。個人では趣味程度に利用している人はいますが、会社が公式に取り組んでいるところは皆無です。

せめて全国中央卸売市場の卸、仲卸はソーシアルメディア対応をすべきです。でないと巻き返しどころか、もう社会的使命を終えていくのかも知れない。

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