2025年8月5日火曜日

異常高温と記録的少雨で相場上伸

                                             

 



  

 

 


 



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青森市中央卸売市場7月の 

販売統計







7月の出荷量が全国トップとなる青森県産にんじん




 





青森市中央卸売市場7月の販売統計がまとまりました。

指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より一気に15ポイントアップし128%に。

異常な高温と記録的少雨により野菜の生育が大きく阻害され、品薄高に拍車がかかりました。

兵庫県で国内最高気温41.2℃を観測するなど、7月の日本の平均気温は6月に引き続き過去の記録を大幅に塗り替えました。

記録更新は3年連続で、年を追うごとに上回り度が大きくなっています。

青森市でも、月間平均気温が過去最高だった前年を2.3℃、平年を4.8℃上回る異常な高温に見舞われました。

夏野菜の主産地となる東北地方では顕著な少雨となりました。

季節商材として引き合いが強まるきゅうり、ピーマン、トマトなどの果菜類は干ばつ傾向の影響を強く受け入荷量が伸び悩んで堅調な相場が続きました。

青森市では降水量が平年の1/3と極度の干ばつ傾向で、今後の野菜生育への影響が懸念されます。
品目別の詳細は以下の通りです。

-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い(200%以上)
 -
・平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
 にんじん△
・平年より高い(125%以上150%未満)
 里芋▼、きゅうり、ピーマン△
・平年よりやや高い(111%以上125%未満)
 ほうれん草、白菜△、キャベツ△、だいこん、トマト▼、ねぎ△
・平年並み(90%以上111%未満)
 なす、レタス△、たまねぎ
・平年よりやや安い(80%以上90%未満)
 ブロッコリー▼
・平年より安い(67%以上80%未満)
 馬鈴薯▼
・平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
 -
・平年より極めて安い(50%未満)

 -



7月の出荷量が全国トップとなる青森県産にんじん。

雨不足で肥大が進まずMサイズが圧倒的に多い細物中心の出回りが続きました。

先行産地の切り上りが早かったこともあり、絶対量不足から平年を6割上回る高値に。

8月になって後続産地の北海道産の増量に伴い相場は続落していますが、産地では久しぶりの高値に沸きました。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

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