ソーシアルメディアで青果物流通
品薄高解消へ
青森市中央卸売市場3月の販売統計
青森市中央卸売市場3月の販売統計がまとまりました。
指定野菜平均卸売価格の対平年指数は前月より6ポイントアップし136%に。
ただし、旬報では上旬150%→中旬138%→下旬125%と続落しており、この先徐々に単価高は解消されそうです。
初夏の陽気になったかと思えば真冬の寒さに逆戻りと寒暖の差が激しい3月でした。しかし、月間平均では平年を1~2℃上回り、各地の桜の開花は平年並みからやや前倒しに。
3か月続いた東日本太平洋側の少雨傾向にもピリオドが打たれ、ようやく野菜の生育環境が整いました。
高値が続いていた露地の大型野菜は、寡占状態にある徳島県産が出遅れて高騰した人参以外は出荷量が回復し相場はじり安。
テレビでキャベツの高騰を報じるニュースを目にすることも少なくなってきました。
この先増量が見込まれる果菜類や洋菜類は、相場を下げて量販体制に。
品目別の詳細は以下の通りです。-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(200%以上)
人参△、キャベツ・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
白菜▼、ねぎ△・平年より高い
(125%以上150%未満
大根△、里芋△、レタス▼・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
なす△、きゅうり△・平年並み
(90%以上111%未満)
馬鈴薯▼、トマト▼、ほうれん草▼、ピーマン、玉ねぎ・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
-・平年より安い
(67%以上80%未満)
-・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
-・平年より極めて安い
(50%未満)
-堅調相場が続いていた大根も、需要期を過ぎて相場は落ち着いてきました。まもなく神奈川県産が終了しますが、千葉県産は生育良好で増量ペースが早まりそう。雪融けが早かったため青森県産の播種作業は順調に進んでおり、早ければ5月の大型連休明けから顔見せか。
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