そこがキモ
見た目は何とも言えない顔つきをしていますが、食べてみると意外とおいしいあんこう。
寒くなり、水温が下がって肝が肥大化するこれから3月くらいにかけてが一番の旬とされます。
骨以外は捨てるところがないと言われ、捌かれた部位は、「七つ道具」と呼ばれます。
その中で最も珍重されているのが肝。
脂がのった肝は「海のフォアグラ」と称されるほどの珍味です。
蒸したあと、ポン酢などでいただくと、淡白な身の部分とは異なり、まるでチーズのような味わい。
また、七つ道具すべてを一度に味わえるあんこう鍋の中でも、肝と味噌だけで味付けした「どぶ汁」は濃厚なコクが特徴です。
その起源は、水分の多いあんこうと持参した野菜だけで作ることができ、船上での調理の際に水を節約するために考えられた漁師料理なんだとか。
明日23日は、「あんこうの日」。
この時期に、ぜひ味わいたい冬の味覚ですね。
写真提供:(一社)大洗観光協会
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