みょうがには薬効あり!
薬効あり!
「みょうがを食べると物忘れする」とはよく言われますが、その理由をご存じですか?
もちろん、そんな成分が含まれているわけではありません!
昔、お釈迦様の弟子の一人に周利槃特(しゅりはんどく)という修行者がいて、悟りを開くほどの優れた人物なのに物忘れがひどく、自分の名前も忘れてしまうほどだったとか。それを不憫に思ったお釈迦様が「名札を首にかけさせた」ものの、それでも一生自分の名前を覚えることは出来なかった。彼の死後、墓から生えた見知らぬ植物に「茗荷=名を荷なう」と名付けたという話が有名です。
独特の香りとシャキシャキした食感が魅力のみょうがは、これからの季節、夏バテ防止や食欲増進などにも効果が期待され、冷や奴やそうめんなどの薬味に欠かせない野菜の一つとして、日本全国で栽培されています。
主に食用としているのは日本だそうで、私たちが普通に食べている丸いみょうがは、その花のつぼみの部分で、土中に伸びた地下茎から直接つぼみが出てくるのを摘み取ったものになります。ふっくらとふくらみがあって身が締まり、紅色が鮮やかでツヤがあるものがお勧めです。
みょうがの旬は生産量が増える6月で、1(いい)3(みょうが)という語呂合わせで、6月13日は「いいミョウガの日」となっています。
ちなみに、東京周辺にお住まいの方は、丸ノ内線の駅名にもなっている「茗荷谷」という地名を聞いたことがあると思います。ここには、みょうが畑があり、その産地であったことに由来するそうです。
さらに、物忘れの話に戻ると、「茗荷宿」という古典落語も有名ですよね。
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