2015年5月15日金曜日

自然農法で大和茶の復活をめざす








フェイスブックのYuzo Makinoさんからシェア






自然農法~茶業(唐の時代より食養として伝わる三年番茶を生産)で新規就農推進プロジェクトが始まりました。


オーガニックアグリスクールNARA公共職業訓練「農業科」にもこれまで自然農法で就農したいと云う希望者が多く入校してきていましたが、現実的に「自然農」はできても「業~生活基盤」が具体的にプランニングできなかったのが実情でした。


そんな実情の中・・・自然農法で新規就農という1本の道筋でプロジェクトが動き始めました。


自然農法で新規就農を志す多くの人のこだわりの優先順位は、作付品目より農法そのものと云う方が多いです。


えっお茶・・・今まで考えていなかったという人も、茶業で生活基盤を作り、そのベースの上にチャレンジ品目で色々な品目を自然農で栽培していく・・・と云う農業ヴィジョンを抱くことが現実味として動き始めました。


後でご紹介する健一自然農園の代表の伊川健一さんも思えばこのパターンで今茶業を営んでいます。




□プロジェクトメンバー


①新規就農希望者(本人):半年間オーガニックアグリスクールNARAを修了して農業の基礎的事項を学習・見識を深めた上で、明確に自然農~茶業で就農したいと云うヴィジョンを持った希望者。

②新規就農予定地である山添村(行政)奈良県の北東部、三重県との県境に位置する高原の村。村の65%は山林で林業と茶業(大和茶の主要産地)が盛ん。

大和茶の衰退とともに、茶園の耕作放棄地の解消・再生を通して、農業による地域振興を村あげて取り組み始めている。

③健一自然農園(研修先):大手自然食品会社と提携して三年番茶を自然農法で栽培~健一自然農園の詳細はHPやFBを参照してください。

④研修に入る前の基礎教育機関であるオーガニックアグリスクールNARA(農業に参入するための第1ステップ):公共職業訓練学校ですので失業手当や生活給付金の受給を受けながら、農業の基礎的事項の学習・実習を通じて自分の進むべき農業ヴィジョンを創造し具体化していく。





□プロジェクトの流れ


①農業の公共職業訓練学校であるオーガニックアグリスクールNARAに入校し半年間、農業の基礎的事項の学習・実習を通じて自分の進むべき農業ヴィジョンを創造し具体化していくなかで、自然農法に進みたいという人に対して動機づけとしまして、学校のカリキュラムの中に健一自然農園の伊川さんによる自然農法について・自然農法による茶業についての講義及び園外実習では実際健一自然農園の茶園に出向き自然農法による茶業について体験して理解を深めていきます。


②卒業後、山添村でふるさと復興支援隊(村の嘱託員)の一員となり、1年間地域の行事・活動に参加し地域の住民の皆さんと交流を持ちながら地域に溶け込み、併せて就農予定地の管理を行います。


 
※状況により②のステップを踏まないで③にいく場合もあります。





③その後健一自然農園にて青年就農給付金制度(準備型)を活用して研修生として所属して、山添村の就農予定地である茶園にて就農に向けた研修開始。


④研修終了後、これまで管理してきた就農予定地にて青年就農給付金制度(開始型)を活用して、
三年番茶を柱とした自然農法の茶業にて新規就農、三年番茶の販売先はすべて健一自然農園となるため安定した農業経営が可能となる。

□三年番茶の魅力全国の名も無き茶産地で 時代が見捨てた熟成茶畑をもとに 唐の時代に伝承されたという三年番茶で マクロビオティックの父である桜沢如一氏が食養としての価値を再発見しその製法が九州の師匠に伝わり 永い道のりを経て 今健一自然農園に伝わりました。


三年間育成する間、春夏秋冬季節の記憶をその身体の中に収め、なんとも言えない安らいだ香味を私たちに提供してくれます。


色々な人のつながりで それぞれの想いがあつまり プロジェクトが動き始めました。


想いを大事に 想いを共有し 一緒になって取り組み始めませんか.:*:・'°☆











0 件のコメント:

コメントを投稿