市場は絶えず自由化に対応する準備を
青果市場の卸の利益率は売り上げに対して1%も確保出来ない業界だ。
ところで平成21年4月、委託手数料が自由化されたが自由化に対応した卸はどこもなかった。
あれだけ自由化が叫ばれたのに「野菜8.5%、果実7%」のままだった。
銀行と同じ護送船団方式でまったく独自性が発揮できないところだ。
それでも自由化に対応する頭の柔らかさはもっていなければならない。
さらに就業規則どおりに業務を遂行できないという意味でブラックもいいところ。
さてセリ人はフルタイムではないものの、日曜日も出勤して翌日の分化業務をこなす。
残業手当や日曜出勤手当てをまともに支給するなら、たちまち赤字転落となるだろう。
余程、労務管理をしっかりしないと労務倒産続出の可能性も。
さて経営者もSNSに明るくならないととんでもないことになるだろう。
2ちゃんねる的なスレッドには市場や農協の悪口がゴマンと書き込まれている。無論これが100%真実だというつもりはない。しかし、火の気のないところには煙はたたない。
読む人が読んだら、どこの市場のことだということが分かる。
もう臭いものにフタなどできない時代だということを認識すべきだろう。こうした複眼思考をもって経営に取り組まないとガラパゴスから脱出はできず大きな変化に呑み込まれていく日が近い。
0 件のコメント:
コメントを投稿