ある関西の果樹生産者の実例です。
とくに彼の栽培するモモは、長年、苦心惨憺して土壌改良を行い
糖度を高め高品質になってきました。
ギネス登録にもチャレンジしているほどです。
親の代から半世紀もお付き合いしてきた近くの市場に相談しました。
「何とかこのモモを評価して貰えないだろうか?」
市場の答えは、あっさり「できない!」の一言だったそうです。
「そうね、あなたも長年努力してきたのだから、評価の方策を考えてみますよ!」
となれば、違ったものになったかも知れません。
そこで彼は「直販」を決断しました。
いま市場が考えておかないといけないことは、
むかしと違い生産者は泣き寝入りしなくてもいいということです。
販売はいかようにでも展開できるのです。
ここがポイントです。
彼はすでにネット直販で加工品の販売も展開しているほどです。
さらに農協で道の駅の生産者直売所ができたことです。
初年度から10億円を販売する生産者直売所です。
そこの出荷協議会の中心人物でもあるのです。
こうして、折角の出荷協力者をミスミス手放していくとは、
なんとお粗末な市場であることか!
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