2014年3月16日日曜日

伝統の京野菜をお手本に!






野菜のタネがF1(一代雑種)主流になってきました。


これは病気に強くて、収量が上がり、作りやすいというメリットがあり生産者に受け入れられた一面があります。


とくに戦後の食料難から旺盛な需要に対応するための農協共販に受け入れられていきました。


ここで種苗会社を単純に批判すなどとは思っていません。確実に需要があったからです。


しかし需要が満たされてくると、「量より質」が求められてきました。


たとえば各地に起こってきました伝統野菜を見直そうというムーブメントです。その代表が伝統の京野菜でしょう。品種改良でいじくり回したナスより、伝統の賀茂なすが味は素晴らしいものがあります。


これが、まさにいまマーケティング用語で使われていますUSP( Unique Selling Proposition )です。


サービス/商品や情報が溢れるなかでの「顧客に選ばれる理由」です。


卸や仲卸はたくさんあります。このUSPが確立されてないと、顧客はどこで買っても同じ、それなら安いお店で買おうと限りない価格競争にはまります。いまの産地や市場がそうですね。


ここから脱出するためには、どうしてもUSP確立が必要となります。


伝統の京野菜を普及させた京都のかね正の土明良久初代社長とは、20年前にともにアメリカの流通視察をご一緒しましたが、市場人にはない独特の発想をお持ちでした。


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