「らでっしゅぼーや」や「オイシックス」は農産物のなかでも反農薬をかかげていて化学肥料も使わないものを産地で集荷して、消費者に供給して業績拡大しています。
一方、市場流通の農産物は、農協共販ものが主流ですので「安心・安全」より出荷量の確保が中心になっています。
またエース級の生産者も独自に販売を展開する場合には、農協共販ものと同じでは意味がないし「安心・安全」を看板にしていくでしょう。
果実が市場経由率50%を割り込んだのは、平成16年でした。
22年では45%に低下しています。野菜がまだ73%の市場流通をしていますが、野菜だって保存性の利く土もの(ジャガイモ・タマネギ)は市場外流通に主力を移していますので、残るは軟弱野菜、葉物野菜だけになる可能性が高い。
農協はエース級の生産者の農協離れを防ぐことに苦慮しています。また市場も拡大する市場外流通の対策が打てていません。
さらに成長著しいアジアの産地からはLcc の低料金の貨物便を背景の輸入攻勢をかけられるでしょう。
まさにわが国の農業・食料問題は内優外患の状態です。
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