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北海道から沖縄まで大手スーパーは青果物の仕入れのために東京、とりわけ大田市場の東京青果に果実部門を中心にアプローチしてきます。
そうした実情を知らない流通のアマチュアさんたちは、販売ではなく仕入れだから中央卸売市場ならどこでも対応だきるだろうと安易に考えています。
これまでにそれで失敗していった量販店は山ほどありました。ウオルマートに継ぐ大手スーパー、フランスのカルフールもひっそりと撤退していきました。
現在もある地方都市のスーパーが再建中ですが、結局、地元中央卸売市場の卸に量販店対応のノウハウが全くなかったからです。
生活に密着したスーパーが生鮮食品に力がなくてどうして加工食品の力で集客できますか? そこには安売りしかありません。
青果物ほど難しい商材はありません。産地により、等階級により、品種により価格は違います。価格の見通しもたてなければなりません。さらに集荷力もつけなければならないのです。
東京青果では他の卸が取り組めなかった量販店対策を昭和40年代初期に開発部をつくり進めてきました。
ノウハウの積み上げが違うのです。
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