日本の「5 A DAY」運動の成果は?
アメリカでは肉食中心の食生活からがん患者が増加したことで、1991年大きな「5 A DAY」運動が起こりました。
これはPBH(農産物健康増進基金)とNCI(米国国立がん研究所)が協力して始めた健康増進運動でした。
野菜や果物の摂取は、生活習慣病発症のリスクを抑える可能性が高いという科学的根拠をもとに「1日5~9サービング以上の野菜と果物を食べましょう」をスローガンとした官民一体の運動を展開しました。
その結果、米国内では野菜や果物の摂取量が増加傾向に、また生活習慣病での死亡率が減少傾向になるなど、この運動の成果が広がっています。がん患者減少率は1.1%から0.6%へ小さくはなりましたが、いまでも減少しています。
こうした実績を受け、2000年になると日本でも1日350グラム以上の野菜・果物を食べましょうという運動が起こりましたが、まだ成果が数字にはあらわれていません。
もっと色彩豊かな野菜、果物の消費拡大をめざしていきましょう。
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