そうか、毛越寺(もうつうじ)の庭園が浄土庭園・庭造りの原型になっているわけか。
そうすると、ユネスコの理念を800年前にもう実現していたということになる。
毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営されました。
往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。
奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。
平成元年、平安様式の新本堂が建立されました。
発掘調査
毛越寺境内は昭和29年から5ヶ年間にわたって全面的に発掘され、その規模などほぼ全容があきらかにさ
れました。
その調査結果は、吾妻鏡などの古記録とも合致するものでした。
伽藍復原図は、この発掘調査の資料をもとに画かれたものです。
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